枸杞子(クコシ)とは?
中華薬膳の杏仁豆腐やお粥の上に乗っている赤色の実、ご覧になったことがある方も多いのではないでしょうか。
それが「枸杞子」です。枸杞子とは、ナス科の植物である枸杞(クコ)の果実を乾燥させたもので、一般的にはクコの実と呼ばれています。
クコは、漢方では古くから生薬として用いられ、果実を杓杷子、根の皮の部分を地骨皮と呼びます。
後漢の時代から存在し、平安時代に日本に伝来したと言われています。
中国は清王朝第4代皇帝・乾隆帝も愛飲したと伝えられ、古来より滋養強壮薬として重宝されるとともに、不老長寿の生薬として珍重されてきた歴史があります。
枸杞子には、ベタインやルチン、ビタミンA・ビタミンB1・ビタミンC・鉄分・カルシウムなど多くの成分が含まれていると言われています。
枸杞子(クコシ)の主な働き
肝機能の保護作用(肝臓に脂肪がたまるのを防ぐ等)、免疫増強作用、老化防止 等