心不全とは?
心臓とおしゃべりNo.5
「心不全」はよく心臓病の一種と間違えられますが、心不全とは心臓の機能が低下し、全身への血液を送り出す役目を果たせなくなった状態のことを指します。
心不全は心臓に異常な負担がかかる状態が長く続くうちに、心臓が疲れて、うまく働けなくなるために起こります。
心不全の原因はいろいろありますが、もともとある心臓病の悪化や高血圧などが考えられます。
こうした病気をもっている人に、過労、かぜ、貧血、妊娠、食塩や水の過剰摂取、腎臓機能障害などの条件が加わると、心臓の負担が増え、心不全を起こすことになります。
0度 | 高血圧等の心不全を起こす原因はあっても、まだ心不全の症状はでていない段階。 |
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1度 | 階段を普通に上がっても、息切れが出てくる段階。 |
2度 | 階段を一気に上がることができずに、途中で休んだり、夕方になると足にむくみが出たりする段階。 |
3度 | 歩いたり、じっとしているときでも、息切れや呼吸困難を感じたり、足に少しむくみが出ている段階。 |
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4度 | 洗顔や排便などの普通の動作で息切れがし、横になると苦しくて寝ていられなくなる段階。 |
5度 | 安静にしているときでも、呼吸が困難という段階。 |
安静、塩分・水分を控えた食事、薬による治療。