不整脈とは?
心臓とおしゃべりNo.7
心臓の収縮は本人の意思とは無関係におこなわれています。
だからこそ、睡眠中でも心臓は拍動をつづけて、全身に酸素と栄養が供給されているのです。これを自動律といい、1分間に60~70回収縮を起こさせる指令が、心臓全体から発せられているのです。
この心臓の収縮の仕組みは、心臓の上の方にある「洞結節」というところで、かすかな電気が作られ、この電気は伝導路という電気の通り道を通って、心臓全体に流れ筋肉を興奮させ収縮するようになっています。
たとえば、洞結節での電気の異常発生、又は別の場所から電気が流れてしまうと、心臓が規則正しく興奮しなくなります。
つまり、不整脈は心臓に流れる電気や刺激が伝導路を
うまく伝わらないことを意味します。
1.除脈(洞不全症候群、房室ブロック 等)
電気が作られなくなったり、途中でストップしたりするためにおこるもの
2.頻脈(心房細動、心室細動、WPW症候群 等)
電気が異常に早くつくられるか、異常な電気の通り道ができて電気が空回りしたりするために起こるもの。
3.期外収縮(心房性期外収縮、心室性期外収縮 等)
本来電気の生ずる場所以外から早めに刺激がでてくるために起こるもの
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1
脈拍数が1分間に40以下で身体を動かすときに、息切れを感じるとき。
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2
何もしていないのに、フウーとなるまたは急に意識がなくなるとき。
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3
脈拍数が1分間に120以上で、突然「どうき」が起こるようなとき。